岡山 「西大寺会陽」国重文に正式指定

日本三大奇祭の一つで、室町時代から西大寺観音院(岡山市東区西大寺中)に伝わる裸祭り「西大寺の会陽」が2日、国重要無形民俗文化財に正式指定され、保護団体の西大寺会陽奉賛会(伊原木一衛会長)に指定証書が交付された。
 西大寺会陽は1510年に始まったとされ、まわし姿の男たちが福を求めて木製護符の「宝木(しんぎ)」を奪い合う。毎年2月の第3土曜夜に行われ、507回目の今年も約1万人が参加した。国の文化審議会は「伝承状況が良好で規模も大きく、会陽の典型例として貴重」と評価し、指定するよう答申していた。
 この日、東京都内で交付式があり、奉賛会の大森実副会長に青柳正規文化庁長官から証書が手渡された。大森副会長は「先人の尽力が大きかったからこその指定。これから100年、200年続けていく自信と誇りをいただいた」とし、ともに出席した松岡徹副会長も「ずっと続けていくことに意義がある。大事にしていきたい」と述べた。
 岡山県の国指定重要無形民俗文化財は4件目。指定により伝承者の養成や記録の保存などに国の補助が受けられる。